箱崎宮の参道古本市が2023年に初めて開催されました。歴史と風情が漂う福岡市東区の筥崎宮。その参道を舞台に、開催された筥崎宮の参道古本市。約80店舗が並ぶ参道には、絵本、小説、マンガや雑誌などさまざまなジャンルの本が並び、訪れる人々を楽しませていました。予想もしない本との出会いや、出店者との交流、そして賑やかな参道の雰囲気は、心をはずませてくれます。今回のレポートでは、実際に訪れて感じた古本市の魅力とその楽しみ方をお届けします。箱崎宮の参道古本市の雰囲気を感じながら、次回訪れる際の参考にしてみてください。
・箱崎宮の参道古本市とはどんなものか
・参道古本市の魅力
・参道古本市を楽しむ方法
この記事を書いた人

sui
フリーライター
・年間100冊以上を読む読書好き
・出版・書店関連勤務13年以上
・旅先は国内27都府県、海外20か国以上
筥崎宮で開催される参道古本市とは
2023年に初めて開催された、箱崎宮の参道古本市。まずは概要をご紹介します。
平安時代の919年に創建された筥崎宮は、福岡市の福岡市の重要文化財に指定されている神社です。地域の人々に親しまれている場所であり、博多の三大祭りの一つと言われている放生会(ほうじょうや)の開催場所でもあります。古本市は、この参道で行なわれています。
◇日時
2023年6月4日(日) 11時〜16時
◇場所
筥崎宮参道 ※大学通り〜ふれあい通り(西鉄バス専用道)
◇アクセス
地下鉄「箱崎宮前駅」徒歩約3分
JR鹿児島本線「箱崎駅」徒歩約8分
西鉄バス「箱崎下車」徒歩約3分
JR九州バス「箱崎1丁目」徒歩約2分
ちなみに、出店したい場合は出店料1,000円で参加できたそうです。
古本市を主催している箱○道(はこまるどう)は、「新しい箱崎のにぎわいの空間と時間をつくろう」と地元有志の人々で立ち上げられました。古本市だけではなく、さまざまなイベントをやっていくそうなので今後の活動も楽しみです。
箱崎宮の参道古本市をレポート!古本市の魅力を紹介
魅力01 筥崎宮の歴史と文化を感じながら、広々とした空間で本を探せる

JR「箱崎駅」から向かって到着すると、右手に古本市、左手に筥崎宮が見えました。早く古本市をのぞきたいと思いながらもその前に、まずは筥崎宮へお参りをしました。11時すぎに訪れましたが、古本市の影響か、いつも通りなのかは分かりませんが多くの方が参拝されていました。

そして、古本市へ。朝から大盛況です。参道の中央にお店が並んでいました。筥崎宮は大きな神社のため、参道も広かったです。そのおかげで、人は多いものの窮屈さを感じませんでした。さすがに本が並ぶお店の前は、込み合っていると大変ですが、少し距離をおいて移動すればスムーズに動けます。この日は曇り空で、それほど暑さも厳しくなく、屋外で古本を探すにはとてもありがたい天気でした。

魅力02 出店数約80店!のんびり全店をのぞけるサイズ感

今回の出店数は約80店。福岡の個人書店や、一般の方までさまざまな人たちがお店を出されていました。東京の古書店街・神保町の古本市は約120店、福岡のブックオカは約100店なので、今回の箱崎で開催された参道古本市が大きめの規模だとお分かりいただけると思います。

出店数は多いものの、参道の中央にお店が並んでいるので、参道を往復するとすべてのお店をのぞくことができます。広いエリアをつかった古本市だと、お店が点在するのでマップを見ながら探さないといけないこともあるので、とても見やすい古本市だなと感じました。

本のラインアップも、小説や雑誌、単行本などさまざま。ジャンルも絵本やビジネス書、ライフスタイル、マンガ、古書や美術書など幅広かったので、自分が知らなかった面白そうな本にも出合えました。ゆっくり見物して、2時間もあれば十分にめぐることができます。

魅力03 豊富な飲食店・キッチンカーで

筥崎宮の古本市には、多くの飲食店やキッチンカーも並んでいました。おいしいコーヒーやスイーツ、スープカレーやケバブなど多彩なメニューが揃っていました。

参道を歩きながらふと立ち寄ったキッチンカーや飲食店で、気軽に軽食を楽しんだり、ちょっとした休憩をとったりすることで、古本市をさらに充実したものになります。会場には休憩場が設置されており、そこのイスとテーブルを使って食事を楽しむことができます。また子ども達が楽しめる輪投げや的あて、缶バッジづくりなどもありました。家族連れや友人同士で来ても楽しめる古本市です。ただ、会場がにぎわっていたので、飲食店も並びますし、休憩場も席が空いていないこともあったのでそこだけ注意が必要です。


箱崎の参道古本市を楽しむための3つのポイント
筥崎宮の参道で開催される古本市を、より満喫するための3つのコツをご紹介します!
コツ01: 開場と同時に訪れてゆっくり楽しむ
古本市は午前11時から開催されますが、特に掘り出し物や人気の本を狙うなら、朝早めの訪問がおすすめです。早めに到着すれば、まだ混雑していない時間帯にゆったりと本を探すことができ、出店者の方とお話しながらお気に入りの一冊を見つけることもできます。また、早めに訪れると飲食店の行列も少ないため、スムーズに食事を楽しむことができます。
コツ02: ピンときたら迷わず購入
古本市での本との出会いはまさに一期一会。気になる本を見つけても、「後でいいかな」「他にいい本があるかも」「他のお店でもっと安く売ってるかも」と思って他のお店を見てまわり、いざ戻ってきたときにはすでに誰かの手に渡っている、ということが多々あります。特に古本市では、一点物のような珍しい本や、絶版本が見つかることもあります。そのため、「ピンときたら迷わず購入する」ことが大切です。後悔しないためには、その場で決断するのもおすすめです。
コツ03: 休憩場を活用してほどよく休む
参道を歩きながら古本を探すと思った以上に夢中になる上、人が多いので、ふと気が付くと「結構、疲れたな…」を感じることがあります。そんな時は会場内に設置された休憩場を積極的に活用するのがおすめです。休憩場は会場の2か所に設置されており、飲食店やキッチンカーで購入したものを楽しみながら一息つけます。また、筥崎宮の境内で少し散策してリフレッシュするのもおすすめです。自然の中でリラックスし、再び古本市の楽しさを存分に味わうことができます。
古本市を楽しんだあとは、寄り道。ブックスキューブリック箱崎店へ

箱崎宮の参道古本市を散策したあとに、もし時間があるなら、カフェで一息つきながら、家族や友人たちと戦利品について話をするのも楽しいですよ。私はこの日、ブックスキューブリック箱崎店へ休憩しに行ってみました。キューブリックは中央区赤坂にも店舗がありますが、箱崎店はカフェとギャラリーが併設されているのでゆっくり過ごすことができます。

古本市の影響かお店はとても混んでいましたが、この時、三反栄治さんの『子どもと一緒に覚えたい 野菜の名前』原画展が開催されていたので、絵を眺めながら待つことができました。歩きっぱなしで、足がとても疲れたので座れるだけもありがたいくらいです。写真を撮り忘れましたが、パンも美味しかったです。
まとめ|風情ある参道でお気に入りの一冊を見つけよう
ここまで筥崎宮の参道古本市についてご紹介しました。歴史と文化を感じながら、広々とした参道で本を探すことができる本好きには嬉しいイベントです。家族や友達とでも一人でも古本市は楽しめます。古本市特有のにぎわいや、本好きが集まっている風景を見るのはとても嬉しく、心が躍ります。毎年開催されるようなので、さまざまなジャンルの本が揃うこの古本市で、お気に入りの一冊を見つけてみてはいかがでしょう。
