札幌は北海道観光の拠点であり、海鮮やスープカレーなどのグルメを楽しめる街でもあります。見どころの多い場所ですがのんびりと本と出会えるスポットも多く、本好きならではの旅を楽しむこともできます。観光の合間にそんな本のある場所を巡ってみるのもおすすめです。
ここでは札幌で本と出合える場所を紹介していきます。札幌旅行の参考になれば幸いです。
・札幌の本と出合える場所がわかる
・穴場な観光スポットやカフェがわかる
・旅の合間にほっとできる場所がわかる
この記事を書いた人

sui
フリーライター
・年間100冊以上を読む読書好き
・出版・書店関連勤務13年以上
・旅先は国内27都府県、海外20か国以上
本と出合える札幌のスポット
観光やグルメの合間に立ち寄れる、本とゆっくり楽しめる場所が札幌には点在しています。図書館のように知的好奇心を満たしてくれる場所もあれば、カフェやお菓子店の一角で本と出会える空間もあります。それぞれに違った魅力があるので旅の目的やスケジュールに合わせて訪れてくださいね。
札幌市図書・情報館

JR札幌駅から徒歩約10分、地下鉄大通駅から徒歩約2分というアクセスのよい場所に位置する札幌市図書・情報館は図書館でありながらおしゃれな本屋のような、はたまたコワーキングスペースのような居心地のよい空間でした。
2018年に開館した新しい図書館で館内は開放的でな雰囲気。木目と白を基調にしたシンプルモダンな内装でTUTAYAなどのおしゃれな本屋にいるような気分になります。また本を閲覧できるスペースが設けられているのですがそこはカフェのようなくつろぎの空間でした。

「はたらくをらくにする」をコンセプトにビジネスパーソンを応援する図書館ということもあり、WORK、LIFE、ARTに絞った蔵書が展開されています。一般的な図書館ではNDC(日本十進分類法)に基づいて本を並べて管理していますが、この並べ方だと時には目的の本が見つかりにくいと感じることもあります。こちらの図書館ではこの並べ方ではなく、WORK、LIFE、ARTを軸に選書・陳列されていていました。分かりやすく、棚をみていてわくわくしました。司書の方々は管理が大変なのではと思いつつも、その工夫のおかげで利用者としては快適に本を探せます。

さらに快適だったのが座席を予約できることでした。札幌市民じゃなくてもゲスト登録でWi-Fiや電源のある席を予約でき、利用は無料。1回につき90分の利用で、さらに利用したい場合はあらためて予約を取ることも可能です。おかげですき間時間に仕事を進めることができました。司書さんも親切で、ワーケーションや出張などで札幌を訪れた人にもおすすめしたい図書館です。
札幌市図書・情報館
住所/北海道札幌市中央区北1条西1丁目
HP/札幌市図書・情報館
Instagram/@infolibrary
MORIHICO.藝術劇場

札幌市図書・情報館隣接されているカフェ・MORIHICO.藝術劇場。MORIHICOと図書館の境界はゆるやかで、カウンターの司書さんに伝えれば図書館の本をMORIHICO内で読むことができます。

MORIHICO(森彦)は札幌を中心に展開する人気カフェです。店舗ごとに異なる世界観がありそれぞれの個性を楽しめます。例えば円山にある森彦本店は古民家を改装していて、木の温かみとレトロな雰囲気を楽しめる小さなお店です。一方MORIHICO.藝術劇場は通路に面した部分がガラス張り、ソファやテーブルは黒を基調とするなどモダンで落ち着いた空間でした。

数は多くありませんがカフェ内にも本が置いてありました。コーヒーやお菓子などに関わる本が多くカフェらしい選書です。ソファがゆったりしているのでくつろいで本とコーヒーを楽しむ時間を過ごせます。
MORIHICO.藝術劇場
住所/北海道札幌市中央区北1条西1丁目 札幌市民交流プラザ1F
HP/MORIHICO.藝術劇場
Instagram/@morihico.official
北菓楼 札幌本館

北菓楼(きたかろう)は北海道砂川市に本店を構える和洋菓子店。その札幌本館の建物はもともと1926年に北海道庁立図書館として建てられたもので、2016年に建築家・安藤忠雄氏のデザインにより生まれ変わりました。北菓楼札幌本館は1階はスイーツやお土産を揃えたショップ、2階はカフェスペースになっています。

訪れたのは日曜日の15時半ごろ。この建物の見どころのひとつであるレトロな階段を上ってカフェを訪れると、5組ほど先に並ばれていました。品切れのメニューもあり、土日に行くなら早めのほうが良さそうです。
約100年の歴史を持つ建物の面影を残す玄関ホールなども雰囲気がありましたが、印象的だったのは2階にそびえる本棚。図書館や書店にある本棚とは異なり、高さがあり存在感のある本棚です。棚には北海道に関する書籍が多く並べられていました。スタッフの方に聞いたところ、自由に手に取って良いそうです。

観光の合間に甘いスイーツを味わいながら、北海道の本をめくってみると新しい発見がありそうです。ソフトクリームは濃厚でした。
北菓楼 札幌本館
住所/北海道札幌市中央区北1条西5丁目1-2
HP/北菓楼 札幌本館
Instagram/@kitakaro_official
森彦

本が置かれていて、そこにある本が読めるというわけではないのですが、読書が良く似合うカフェだったので紹介したかったのが円山公園の近くにある森彦。先ほど紹介したMORIHICOの本店です。カフェというより喫茶店というほうがしっくりきます。

6テーブルの小さなお店には古時計や歴史を感じる家具が配されていて、なかに入ると古い友人の実家を訪れているような懐かしさを感じます。そして現実世界とは違うゆったりとした時間が流れているような独特の雰囲気がありました。とはいえ人気店なので待っている方のことも気になるのですが……。
この日は土曜日でしたが、朝9時の開店とほぼ同時に訪れたところ待ち時間なしで入ることができました。

現実を忘れさせてくれる静かな場所で、おいしいコーヒーとおやつを味わいながら読書をすれば、それは贅沢な時間になるのではないでしょうか。
森彦
住所/北海道札幌市中央区南2条西26丁目2-18
HP/森彦
Instagram/@morihico.official
本のある旅を札幌で体験しよう
旅行に出かけると、観光地にグルメやショッピングと動きまわり、ちょっと疲れることがあります。けれど旅の目的には日々の忙しさを忘れてゆっくりとした時間を過ごすというのもあります。
札幌はアクセスが良く、美味しいものがたくさんあるのでつい予定を詰めこんでしまいがちですが、一息つける場所を訪れてみてはいかがでしょう。そこに本があればより良い時間になります。
